【部品屋が警告!】車検の準備、いつからが正解?「〇ヶ月前行動」が費用と安心の分かれ道!

車検 注意点

 愛車の車検時期が近づいてくると、「さて、いつ頃から準備を始めようかな…」なんて、ちょっとソワソワしちゃいますよね。特に、年式の古い車に乗っていると、今回の車検費用がいくらになるのか、無事に通るのか、心配事も多くなりがち・・・

「まあでも車検なんて、2週間とか前くらいに考えればいいかな?」

そう思っているあなた!

もしかしたら、その考えちょっと甘いかもしれませんよ・・・?!

今回は、「部品屋の視点」から、なぜ特に年式の古いクルマほど車検準備は早めが鉄則なのか、そして、その「早めの行動」がもたらす大きな安心について、私の日々の業務で見聞きするリアルな事例を交えながら、詳しく解説していきます!この記事を読めば、きっと次回の車検準備がスムーズに進むはずです!

 





 

車検の基本:そもそもいつから受けられるの?

まずは基本のおさらいから。車検(自動車検査登録制度)は、お使いのクルマが保安基準に適合しているかを確認するための大切な検査ですよね。自家用乗用車の場合は、新車登録から3年後、以降は2年ごとに受ける必要があります。

この車検、一般的には「車検満了日の1ヶ月前」から受けることができます。この期間内に車検を済ませれば、次回の車検満了日が前倒しになることなく、有効期間をフルに活用できるというメリットがあります。

新しいクルマや、日頃からメンテナンスが行き届いているクルマであれば、1か月前じゃなくても半月前くらいからでも問題ないケースが多いでしょう。しかし、「部品屋」として日夜さまざまなクルマの部品と向き合っている私からすると、特に年式の古いクルマや多走行車の場合は、もっともっと早めの準備をおすすめしたい、いや、声を大にして「お願いします!」と言いたい理由があるんです。

 

なぜ古いクルマは「早めの準備」が特に大切なのか?

車検 いつから

「古いクルマは早めに!」

と口を酸っぱくして言うのには、ちゃんとしたワケがあります。それは、私の日常業務の中で、車検間際になって悲鳴にも似たお問い合わせをいただくことが、本当に後を絶たないからです…。

 

理由1:まさかの「部品が見つからない!」リスク

車検に通すためには、当然ながら保安基準を満たしていない箇所は修理・交換が必要です。例えば、ヘッドライトの光量が足りない、マフラーに穴が開いて排気漏れしている、ドライブシャフトブーツが破れてグリスが飛び散っている…などなど。

「じゃあ、部品を交換すればいいんでしょ?」 はい、その通りです。でも、ここに大きな落とし穴が。 古いクルマや、そもそも生産台数が少ない車種の場合、いざ交換しようにも肝心の「新品部品の在庫が無い」「中古部品」がなかなか見つからないという現実に直面することが少なくないんです。

ヘッドライトなんて、新品だと片側だけで数万円、車種によっては10万円を超えることもザラ。できるだけ費用を抑えたいオーナーさんや整備工場さんは、当然、状態の良い中古部品を探します。

でも、これが本当に見つからない!人気車種であっても、特定の年式の、特定のグレードの部品だけが市場から消えていたり、あっても法外な値段がついていたり…。

「ヘッドライトなんだけど、光量不足で車検通らなくて…。中古でないかな?お客さん、予算厳しくて…」 こんなお問い合わせは日常茶飯事。でも、「うーん、その年式のは全国探しても今ちょっと見当たらないですねぇ…」とお答えせざるを得ないことも。部品が見つからなければ、当然車検には通りません。

 

理由2:迫りくる「タイムリミット」との戦い

そして、この「部品が見つからないリスク」に拍車をかけるのが、「時間との戦い」です。 お問い合わせをいただくタイミングで、一番多いのがこれ。

「助けて!車検の期限があと1週間しかないんだけど、部品どうにかならない!?」

もうですね、こっちが泣きたくなります(苦笑)。1週間で、全国からマイナー車種の、しかも状態の良い中古部品を探し出すなんて、至難の業です。

さらに追い打ちをかけるのが、「新品部品もメーカー欠品中で、納期は1ヶ月以上先です」なんていう悪夢のようなケース。こうなると、もうお手上げ。車検は確実に切れてしまいます。

結果として、

  • 車検切れでしばらくクルマに乗れない…
  • 泣く泣く超高額な新品部品で修理するしかなくなる…
  • 最悪の場合、廃車を考えることになる…

なんていう事態にもなりかねません。これ、本当に笑い事じゃないんです。

 

「早めの車検準備」がもたらす大きなメリット

車検 価格

では、逆に「早めに準備」を始めると、どんな良いことがあるのでしょうか?実は、メリットだらけなんです!

 

メリット1:部品選択の幅が広がる!=費用を抑えられるチャンス!

これが一番大きいかもしれません。時間に余裕があれば、万が一交換が必要な部品が見つかっても、慌てる必要がありません。 中古部品、リビルト部品(再生品)、品質の良い社外新品など、予算や状況に合わせて、じっくりと比較検討しながら最適な部品を選ぶことができます。 場合によっては、新品の半額以下で済むことも!

 

メリット2:修理・整備にじっくり時間をかけられる!

早めにクルマを預けることができれば、整備工場さんも余裕をもって作業にあたれます。丁寧な点検・整備をしてもらえるのはもちろん、「今回は緊急ではないけど、次の車検までにはここも見ておいた方が良いかもね」といった、プロならではのアドバイスを受ける時間も作れます。

 

メリット3:万が一の事態にも慌てない!

「いざ点検してみたら、予想外の不具合が見つかった…」 「注文した部品が、運悪く輸送途中で遅れてしまった…」 こんな不測の事態も、クルマにはつきものです。でも、準備期間に余裕があれば、こうしたトラブルにも冷静に対応できますよね。車検切れのプレッシャーに焦ることなく、最善の策を考える時間的猶予が生まれます。

 

【部品屋からの提案】具体的に「いつ頃から」動き出すのがベスト?

では、具体的にいつ頃から車検準備を始めるのが理想的なのでしょうか? もちろん、クルマの状態や年式、走行距離によって一概には言えませんが、私から「部品屋の視点」で提案させていただくと…

  • 一般的なクルマ(新車登録から5~7年程度、走行距離も平均的): それでも、車検満了日の1ヶ月半~2ヶ月前には、一度行きつけの整備工場さんに見積もりや事前点検の相談をしてみるのがおすすめです。
  • 年式の古いクルマ(目安として新車登録から10年以上経過、または過走行車): こちらは特に要注意!最低でも車検満了日の2ヶ月前、できれば3ヶ月くらい前には、一度プロの目で見てもらうことを強くおすすめします。

「えー、そんなに早くから?」 そう思うかもしれません。でも、早めに相談することで、

  • まず、車検に通すために最低限必要な整備箇所の洗い出しと、その概算費用が把握できます。
  • もし高額な部品交換が必要になりそうなら、中古部品などを探す時間が十分に確保できます。
  • 部品によっては、事前に手配しておいてもらうことも可能かもしれません。

つまり、時間的にも金銭的にも、そして精神的にも、圧倒的に余裕が生まれるんです。

 

まとめ:賢い車検準備で、安心と節約を手に入れよう!

車検 準備

今回は、車検準備を早めに始めることの重要性についてお話しさせていただきました。

特に、長年連れ添った愛車や、中古で購入された年式の古いクルマにお乗りの方にとって、「早め早めの準備と相談」は、予期せぬ高額出費を避け、安心して車検を迎えるための、何よりの秘訣です。

車検で困らないためにもどうぞご注意を^^

 

 

 



 

 

 



 

 

 

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